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【高1】古典の探究型授業

 / 授業

高校1年生の古典の授業では、「1年間で学んできた古典文法を駆使して短歌を作る」という試みをしました。
今年度は、NHK Eテレ『短歌de胸キュン』に出演することができ、創作のスキルを学ぶことができました。しかし、古典文法を用いて自分の伝えたい情景を正しく表現するためには「試験で得点するための知識」以上の深い理解が必要です。今回の授業は文法書や辞書を調べながら、自分の内面と向き合う時間にもなりました。

完成した作品は、オリジナルの短歌を画像化してSNSに投稿することもできるツール「うたの短冊メーカー」を利用して思い思いにレイアウトしました。
以下に生徒の作品を載せます。

悲しみと喜びが素朴に同居している歌です。「係り結び」を使用してチョコという現代的な単語を強調したところに面白みがあります。

字足らずの大胆な破調が強い意志を感じさせ、「君」に対して何かしらのモーションを起こそうとしている作者の心のひだを想像させる短歌です。「A4のコピー用紙」が高校生活の一幕らしさを演出しています。

本校では高校生に対してSNSの利用を許可し、リテラシー教育にも注力しております。自分の近況を報告したり海外の友人と交流したりといった使い方以外にも、たとえば今回のように創作物の発表の場とするなど、高校生にとって有益で発展的なSNS利用の可能性を模索していきたいと考えております。
* 生徒が今回創作した作品はコンクールに応募中であり、2020年2月現在SNSへの投稿はしておりません。結果発表後の作品の扱いは生徒個人の裁量に任せております

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