神田エフタスコーレ特別プログラム 「野外生物観察実習~プロと行く!生き物ウォッチ in 皇居外苑~」を実施
10月4日(土)、神田エフタスコーレ特別プログラムとして「野外生物観察実習~プロと行く!生き物ウォッチ in 皇居外苑~」を実施しました。
実習地は本校からほど近い皇居外苑・北の丸公園。生物学を専攻する大学生や大学院生、さらには環境アセスメントや環境コンサルタントの現場で活躍される研究者の方々にご協力いただき、自然の中で多様な生き物を観察しました。
今回の実習の目的は、「身近な自然に関心を持ち、物事を見る“解像度”を上げること」。
普段何気なく見過ごしてしまう草木や虫たちにも、一つひとつ名前があり、生態があり、命がある――。
そうした“当たり前の中の豊かさ”に気づくことが、この実習の大きなテーマでした。
また、大学生や専門家、研究者など、幅広い世代の人々と関わりながら学ぶことで、異なる価値観や考え方に触れる機会にもなりました。
葉の裏や落ち葉の下など、普段は見ない場所をじっくり観察しながら、生徒たちは、生物の和名や生態、同定(=観察した生物の種類を正確に見分けること)のポイントをワークシートに記録していきました。
生徒の声より
「カエルを見たとき、いつもなら『気持ち悪い』と思って逃げてしまうのですが、カエル好きの大学生が『可愛い!』と言いながら捕まえているのを見て、“その人の前で気持ち悪いとは言えないな”と思い黙って見ていました。するとだんだんカエルが可愛く見えてきて、人生で初めてアズマヒキガエルに触ることができました。」
「普段気に留めていなかったところも、よく見てみるといろいろな動物や植物を見つけられることがわかりました。」
「最初は虫を探すだけの実習かと思っていましたが、実際に行ってみると想像以上に楽しく、いろいろなものを見たり知ったりすることができて、とてもいい経験になりました。」
この経験を通じて、生徒たちは身近な自然の中に新たな発見を見いだし、理系分野や探究活動への関心をさらに深めることができました。
小さな草花や昆虫の姿を通して世界を広く見る“新しい視点”が、多くの学びのきっかけとなったことでしょう。
ご協力いただいた大学関係者・研究者の皆さまに、心より感謝申し上げます。




見つけた生き物たち







