【地理歴史部】泉屋博古館東京巡検
7月12日、六本木の泉屋博古館で開催されている「 企画展 歌と物語の絵ー雅やかなやまと絵の世界」を見学してきました。
今年の文化祭で地理歴史部には珍しく百人一首を取り上げるため、その情報収集を兼ねて見てきました。
百人一首だらけというわけではないのですが、ところどころに百人一首の詠み手や歌そのものにまつわる展示があり、
部員たちは分かる歌にすぐさま反応。ただいま百首取れるよう特訓中ですが、その成果が出たようです。
以下生徒による感想です。
私が今回特に印象に残ったのは、竹取物語絵巻です。
まず中巻第四段の大納言らが猛烈な嵐から恐怖のあまり神に命乞いをし助かるシーン、
波の書き方とその雰囲気がとても素敵でお気に入りです♡
そして下巻第五段では、雲にのった美しい人々が降りてきて不死の薬を渡し月に帰ったというシーン、
雲のカラフルさが魅力的で1000年もののsfというのにも納得しました。
今回は特に百人一首の作者や源氏物語など少々馴染みのある展示が含まれていて繋がる部分もあり
面白かったです。(高2)
今回の展示は百人一首の作者や、竹取物語、源氏物語といったさまざまな絵が展示されていたので
見ていてとても楽しかったです。その中でも私は紫式部観月図が印象に残りました。
紫式部が源氏物語を思いついた絵です。このような素晴らしい絵から現在やっている大河ドラマで
どのように再現されるのかと史実を知ってるからこそ楽しめると思えました。(高2)
今回の展示の中で伊勢物語のお話が書かれている伊勢物語図屏風が特に印象に残っていて、
人の表情や仕草がダイナミックに描かれていておおらかに感情が表現されていたのが印象的でした。
また、鼠狐言帰図巻もネズミとキツネの嫁入りの二段から構成されていて
人間らしい仕草が描かれていたのも面白かったです。(高1)
今回の展示は百人一首の作者など、知っている和歌が多数あったので、見ていてとても楽しかったです。
特に頭に残ったのは、鼠狐言帰図巻で、鼠の嫁入りを家の前で土下座し待っている鼠が可愛らしく描かれており、
鳥獣戯画と近いものを感じました。教科書やテレビでしか見たことのない屏風図を近くで見られて、
良い経験になりました。(高1)