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【地理歴史部】日本画鑑賞

 / クラブ活動

夏の京都合宿以来となる地理歴史部の巡検先は恵比寿の山種美術館 です。
こちらで開催されている『特別展 日本画聖地巡礼ー東山魁夷の京都、奥村土牛の鳴門ー』
を鑑賞してきました。
会場には各地の絶景を描いた日本画が多数展示されており、まさに「聖地巡礼」。
色彩の豊かさも相まって部員たちはかなり熱心に鑑賞していました。
今回はそれぞれが印象に残った絵を中心に感想を書いてもらっています。

【東山魁夷 年暮る】
絵が描かれたのはかなり昔だったので現在の写真と見比べると絵の中では建築が木造なのでもう見ることのできない景色なんだなと思い少しうるっときました。(高1)

【奥田元宋 奥入瀬(秋)】
紅葉の赤色が色鮮やかなところや紅葉の葉の質がもさもさといった感じに描かれているところにとても魅力を感じました。(中3)

【石本正 飛騨の酒蔵】
山種美術館でぱっと目に入ってきたのが奥入瀬(秋)と飛騨の酒蔵です。飛騨の酒蔵は描き方が現代っぽさがあり個人的に色合いが気に入った絵です。興味を持ちながら色々な作品を見ることが出来ました。(中3)

【奥村土牛 山中湖富士】
横に展示されていた夏の富士山の写真と比べると絵には青い部分がハッキリ描かれていて夏らしい爽やかさを感じ、素敵だなと思いました。(中3)

【奥田元宋 松島暮色】
松島の雪化粧した幻想的な風景を紫・青・ 白で巧みに表現していて感動しました。また、遠くから昇る太陽、そして太陽が海に反射している様子まで表現しているところにも魅 力を感じました。(中3)

【岩橋英遠 カムイヌプリ】
現実の色合いに沿いながらも霧の描写や彩度によって厳かさが増していて、登山家などの中でも有名なブロッケン現象は初めて見た人は神と勘違いするという話も聞いたことがあったためカヌイヌプリという題にさらに深みが増しているなと感じました。展覧会自体の展示方法もとても斬新で、写真と画との違いに注目しながら全国の名所を聖地巡礼できた気分になれました!(中3)

【山口華楊 木精】
夏の京都合宿で行った北野天満宮の欅に本来は居なかったミミズクが振り返ってるのが一際目立っていて印象に残りました。他にも各地の四季折々の作品を見られてとても楽しかったです。( 中3)

【石山武 吉野】
吉野は憧れの地です。一度でいいからこの目で吉野の一目千本桜を見たいと思っていました。濃淡を織り交ぜたピンクの層が幾重にも重なる桜の景色を、日本画を通してではありましたが堪能できたことに感激しています。(顧問)

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