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【授業】高2G現代文短歌②

 / 授業

クラスメイトの鑑賞文

描かれているのは、家族(父、母、子の3人だけ)で赤ちゃんの1歳の誕生日を祝っている情景で、お父さんお母さんの優しい愛と、赤ちゃんのあどけなさが表現されている。一本のろうそくを吹いた赤ちゃんを見てお父さんと母さんが笑顔になり、それを見た赤ちゃんが笑顔になるシーンが目に浮かぶ。一本のろうそくを吹くことでみんなの顔に笑顔が灯り、とても優しい気持ち(子どもを見て幸せを感じるお父さんとお母さん、そんな両親をみて何がなんだかはあまり分かっていないであろう赤ちゃんも幸せな気持ちになっている)に家族がつつまれている。

クラスメイトの鑑賞文

描かれている情景は誕生日を一人で過ごしていた人に「おめでとう」というメッセージがスマホに届いた様子で、一人で過ごす寂しかった誕生日がスマホに届いたメッセージによって少し嬉しくなるという心情が表現されている。昔は携帯がなかったから一人で過ごしているときに誰かからメッセージなどが来ることはなかったけれど、携帯というものができてからはそういうこともできるようになり、時代の変化と技術の進化を感じた。また、主人公の心情の変化がわかりやすい。

クラスメイトの鑑賞文

描かれている情景は母が作ったステーキを味わっている場面で、母が思いを込めて作ってくれたことに感謝している心情が表現されている。「覚悟と血」という言葉が入っているので、料理がそれほど得意ではない母が一生懸命思いを込めて作っている様子がとても伝わってくる。また、食べている側の心情が細かく書かれているわけではないけれど、「噛みしむ」という一言だけで、「私」がその母の努力を理解し感謝している気持ちが分かる。互いに思いやっている母と「私」の関係性が、料理という題材でうまく表現されている歌だ。

クラスメイトの鑑賞文

憧れの人に向けてサプライズしようとしていることで、相手がよろこんでくれるか、どんなものが好きか、など相手の反応を想像して楽しみにしている心情が表現されている。相手のことを考えてお店で色々悩みながらプレゼントを買うときのわくわくそわそわした感じや、いつかこうなりたいという強い憧れ、あこがれの人への大切な思いがこのひとつの短歌の中にたっぷりつまっている。

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