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【部活】地理歴史部「空也上人と六波羅蜜寺」

 / クラブ活動

地理歴史部の活動を紹介します。
2か月に1度ほど美術館や博物館をめぐっています。
「どこに行こうかな」「事前にこれを調べてみよう」など、計画の段階から各自が主体的に考えています。
中1から高3までが一緒に行動するのもおもしろいところです。

以下、3月に行った特別展「空也上人と六波羅蜜寺」についてご紹介いたします。

3月25日、東京国立博物館で開催されている「特別展「空也上人と六波羅蜜寺」」を鑑賞してきました。

本来なら高3卒業記念の巡検の予定でしたが、コロナの影響で予定が組めない代わりに出かけた次第です。
上野公園周辺は咲き揃った桜の花とそれを鑑賞する人たちでいっぱいでした。
鑑賞時間までの間、部員たちも思い思いに桜の花を写真に収めていました。

鎌倉時代の仏像はまだ歴史をしっかり学んでいない中学1年生には少々難しいかなと思いましたが、部員たちはしおりで情報を得てからじっくり鑑賞していました。

部員の感想です

  • 空也上人立像の目は玉眼になっており、本当に生きているかのようなリアルさを感じました。色々な角度から見るたびに目がキラキラしとても美しかったです。
    口から出ている6体の仏像は南無阿弥陀仏の文字を一つずつ具象化したものだということを知り、驚いたと同時にこれを彫った人(運慶の四男康勝)の感性がすごいなと思いました。(高2)

  • 今回見に行って特に凄いと思ったことは伝運慶坐像と伝湛慶坐像の違いです。
    手の位置などによって伝湛慶坐像の方が大人しくみえ、細かいところで性格の違いがわかるのが面白いと思いました。
    その他の像も布の質感や細かい表情が伝わり見ていてとても楽しかったです。(中1)

  • 入ってからすぐに目に留まった四天王立像は、遠くから見ても、今にも動き出しそうなくらい迫力がありました。4体とも怖い顔をしていますが、それぞれ特徴があり、中でも一番怖かったのは、持国天像です。
    空也上人立像は、口から出ている小さな6体の仏像に南無阿弥陀仏の意味があることを知り、驚きました。少し斜めに見てみると綺麗に重なっていてすごいなと思いました。(中1)

  • 空也上人像を初めて見ることができてとてもいい経験でした。別の角度から見るたびに目に光が入っていて生きているみたいで印象に残りました。南無阿弥陀仏を意味する6つの阿弥陀像が念仏を唱えながら歩いていることを意味していることが斬新でした。
    同じ人物を作っているのに、つくり手によって性格や仕草が変わって見えるところが面白かったので、他の作品でも比較はできるのか調べてみようと思いました。(中1)

  • 今回は空也上人を見に行きました。
    空也上人は前にテレビで見たことがあり、本物を見たいと思っていたので、今回見ることができて良かったです。空也上人の目がキラキラしていてとてもびっくりしました。少し小さいのが印象的だったのですが、像高180cmだそうです。口から南無阿弥陀仏を出そうと思うアイディアはすごいと思いました。空也上人の服などすごく細かいのに一本造りと聞いて、この空也上人を作った人はすごいなと思いました。(中1)

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