【キャリア】2021年度 NCLAW(ニコル・アワード)開催!!
本校で取り組んでいる「探究型の学び」…。一言で「探究型の学び(探究学習)」といえでも、テーマ設定やリサーチ方法などは、広がっていくもの…。
そこで、本校では、「教科の枠を超える」「実社会の最適解を考える」ことをベースに、通常授業で扱う単元との関連性から、「N=Nature(自然科学)」「C=Culture(社会科学)」そして「L=Life(人文科学)」の分野設定を行い、「NCL(ニコル)プロジェクト」として、探究型の学びを実践しています。
生徒たちは、1年間の探究学習あるいは在学時のライフワークとして、自分なりのテーマ設定を行い、個人またはグループで探究活動を重ねていきます。
その探究学習の成果を発表し共有するのが、3月中旬に開催された「NCLAW(ニコルアワードー)」です。NCLAWに向けて、約1週間の「ニコルウイーク(探究学習集中期間)」を経て、発表当日を迎えます。
全ての生徒が、自分の所属する探究グループで、成果発表を行い、そのうえで、「社会の最適解」を目指すにふさわしいテーマやコンテンツがグループ内から選出されます。中1~高1は、リサーチスキルだけでなく、「プレゼンテーションスキル」も高めてほしいため、「プレゼンテーションスタイル」での発表を。高2は、より学術的なコンテンツを重視するため、「論文形式」での発表となります。
そして、各テーマグループの中から選ばれた「推薦優秀賞」の中から、「最優秀賞」と「オリジナル部門」で表彰者が決定されます。事前選考はあるものの、優秀賞への選出は、自分の探究学習への取組みが認められた証となり、どの生徒も喜びに満ちていました!
特に、今年度は、本校の「広域高大教育連携大学」さまより、「淑徳大学」さまと「桜美林大学」さまにご参いただき、各賞の選定と講評をいただきました。また、講評では、専門的な研究を行っている先生だからこその具体的なアドバイスをいただき、受賞した生徒はもちろん、すべての生徒たちの大きな学びとなりました。
NCLプロジェクト開始時から、「疑問(トリガークエスチョン)」を見つけ、「リサーチ(調査)」の方法を学び、「先行研究」や「実施調査(フィールドワーク)」を重ね、多くの方と「ディスカッション」や比較検証を重ね、ロジカルやクリティカルな視点を持ち、先輩方の発表や「TED」などの動画で、プレゼンテーションスキルを高め、「自分なりの考えとスタイル」に仕上げていきます。
この一連の「探究型の学び」を通じて、「社会の最適解」を見つけるまではいかなくても、「知的好奇心」や「学問探究への動機」、何よりも社会に出た時に大きなアドバンテージとなる「探究的な思考力」を身につけることができます。
淑徳大学さま、桜美林大学さま、お忙しい中、本校生徒のために、貴重な機会を頂戴し、本当にありがとうございます!また、受賞したみなさん、おめでとうございます。そして、NCLAにエントリーした全ての生徒さんに感謝いたします!
校長先生の講評にもありましたように、「探究学習での取組みの全てが、ダレカのための先行研究になります。同じ思いを持つ人達が集まるきっかけとなり、それがより良い社会=Well‐Beingな状態を生み出すことに繋がる」はずです!
ぜひ、これからも自分なりの探究学習を重ねていきましょう!!そして、来年も「少しでも社会よくできる」探究学習を進めていきましょう!