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【中学部】国内FW(修学旅行)現地レポート 2日目!

 / 学校行事

今年度の国内フィールドワーク(FW)は、昨年度に引き続き、北陸地方へ!!「日本の風土と文化を知る」FWとして、金沢〜白川郷〜九谷〜富山を尋ねました。

 

2日目は、文化的要素をメインとした探究学習の日。世界文化遺産の「白川郷」と陶器で有名な「九谷」へ。「白川郷」では、国語や歴史の授業でも触れた内容に実際に足を運び、検証を重ねます。事前の探究テーマに基づき、いよいよ現地へ!!

しかし、今回の探究メインテーマである「白川郷」地域には、なんと!大雨・雷警報が発令!!

伝説の「2019アジア学院」を彷彿させる荒天が予想されたため、防寒具を装備し、入念な大雨対策、急遽フィールドトレーナーより、長靴も借りて、万全の対策で現地へ…。

 

入村時には、フィールドトレーナーのはずが、自らを「レンジャー」と呼び、緊張感とともに吊り橋を渡りました。

しかし、「白川郷FW」が始まったころから小雨に変わり、FW終了時には晴天も!今年度の中学3年生の日頃の行いが現れた「奇跡の天候」となりました!「弁当忘れても傘忘れるな」と言われる北陸地方で、小雨の中でのFWができたことは、本当によかったです。

そして、事前の探究学習と教科の枠を超えてテーマ学習をしてきたおかげで、「白川郷」の歴史を、深みを持って知ることができたようです。

続いて、午後のワークショップは、「白川郷」フィールドワークの振り返りと探究成果のシェアからスタート。レンジャー?の方々より、「白川郷」のレクチャーを受けた後、シルクと木の葉を用いた「オリジナル栞」作りに挑戦しました。

 

最近は、なんでもネットで買える時代になりましたが、自分なりに創造力を生かして、自然の素材を用いて手作りをする体験は、貴重な機会となりました。

使うほどに朽ちていき、読んだ冊数と同じくらい年月を実感できる「手作りの儚い栞」には、特別な想いが込められることでしょう。

本日のFWで、もう一つのメインは「九谷焼」の歴史に触れることです。現存する最古の窯跡を見学し、ガイドの方の説明を熱心に聞いていました。

普段の生活では、和食器への興味は薄い生徒たちでしたが、当時の様子や復興までの歴史、それを受け継ぐ方々の努力に触れ、大きな感動を得たようです。中高時代には、本物の「九谷焼」を手にすることは少ないでしょうが、成長とともに、きっと今回の「九谷焼FW」の意味がわかる時が来ることでしょう。

さらに、夕方のワークショップでは、「おもてなし」講座を開催。宿泊する旅館の女将さんに、おもてなしの気持ちや作法、お客様をお迎えするときに気をつけていることなどをレクチャーいただき、もてなす側の心遣いなどにも触れることができました。

 

ご縁あり、歴史ある山代温泉街の中でも伝統の旅館に宿泊ができたため、北陸地方の日本懐石とともに、「源泉掛け流し」の温泉にも入ることができ、日頃の疲れと中間試験の結果?を洗い流す、ひとときとなりました。

 

明日は、いよいよ最終日。本日リサーチをした「九谷焼」の実体験と北陸地方でしか感じることができない「日本海漁業」の市場での探究学習を行います。

 

明日も「現地レポーター」が、お届けします!

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