−学園ニュース−KANDA at the Moment

社会不安が高まる中、本校では生徒会を中心に「今年度の文化祭をどのように開催するのか？」について、検討に検討を重ねてきました。

「文化祭」は、中高の学校行事の中でも最大のイベントであり、生涯にわたり記憶に残る大切な思い出になります。「ワタシタチの日常を取り戻す！」というコンセプトのもと、新しい生活スタイルを意識し、手洗いやうがい、マスクの着用、大声を出さないなど、基本的な生活習慣を守り、お互いに配慮した学校生活を昨年度から続けてきました。

その経験を生かし、昨年度の開催状況を検証した上で、「対策を講じれば開催は可能」という結論に達し、今年度も『来校型での文化祭の開催』を決定いたしました！！

2020年度の文化祭＝「姫竹祭（きさらさい）」は、日ごろからお世話になっているご家族の方と受験生を対象に、規模を縮小し工夫を重ねて、来場型で無事に開催ができました。その経験を活かして「十分な対策を講じる」こと、最も大切でかけがえのない学校行事には「私たちにとって大きな意味を見出せる」こと、それに向けて「どのような準備と対策をすべきか？」などを話し合い、開催を前提にして検討することは「次につながる」ことなどを確認しあい、中止や延期、Web配信ではなく、展示や発表内容に工夫しながら、『来場型で開催』することの見通しをつけました。

しかしながら、感染症拡大防止の観点から、来場できる方には「上限数」を設けざるをえません。また、滞在できる時間にも制限をかけざるを得ないことなど、本来のスタイルとは少し離れてしまいます。他校さまが続々と中止やオンライン、延期を発表する中でも、「ワタシタチの日ごろの取り組み」を示す機会として、新しい学校生活のスタイルの一歩として、１０月２日（土）・３日（日）の両日に予定通りの開催といたしました。

もちろん、在校生の立場であれば、小学校・中学校時代の友人に旧知を深める場所として招待したいところですが、「日ごろからお世話になっているご家族の方」、そして、「こんな時代だからこそ、迷える受験生のために」、「日常を取り戻したいと願うダレカの勇気になりたい！」というオモイを優先させていただき、在校生のご家族の方、受験生と保護者の方、そして今年度は、１３０年という本校の歴史を紡ぎ、私たちに「かけがえのない学びを環境」を繋いでいただいた卒業生の先輩方を含めて来場できるようにいたしました。

学校行事には、「一瞬の輝き」があります。画面越しでは通じない「オモイ」があります。文化祭は、「来校型で参加いただくこと」に意味があると考えています。特に受験生のみなさまには、本校受験の有無にかかわらず、「私立中高の文化祭の雰囲気」を感じ取っていただく機会とさせていただき、私たちと一緒に「ジブン」の「ドラマ」を見つけてほしいと願っています。

改めて、「学校でのワタシ」を、「ダレカの勇気」を、「感謝のオモイ」を、伝えるため、２０２１年度「文化祭＝姫竹祭（きさらさい）」を開催させていただきます！！

２０２１年度「姫竹祭（きさらさい）」の準備の様子は、HPで随時ご案内します！また、来校での参加には申し込みが必要となります。順次、ご案内をいたしますので、今しばらくお待ちください。

ぜひ、一緒に「ワタシタチの日常」を取り戻しましょう！！