


本校の進路指導は、「学びを通じて自己を理解し、将来を自らの手で選択できる力を育てる」ことを目的としています。
変化の激しい社会に対応するためには、確かな学力に加え、柔軟に考える力、自分の言葉で伝える力、そして多様な価値観を受け入れる姿勢が求められます。
こうした力を育むために、進路指導部では、基礎学力の定着を図る定期講習や勉強合宿に加え、探究型の学びや早期入試に対応した指導を通じて、思考力と表現力の向上に取り組んでいます。また、語学力を「夢を広げる力」と位置づけ、世界の人々とのコミュニケーション能力を育むとともに、生徒一人ひとりの進路の可能性を広げていきます。
さらに、AIを活用した小論文・英文の添削や自己分析支援など、テクノロジーを取り入れた個別最適化も進めています。生徒は、自分の思考や表現の傾向を客観的に理解することで、より深く自己と向き合い、進路選択への自信を育むことができます。
日々の進路面談では、生徒の声に丁寧に耳を傾け、段階的な対話を重ねながら、関心や価値観を掘り下げていきます。進学先を決めるだけでなく、「どのように生きたいか」「何に価値を感じるか」といった本質的な問いにともに向き合い、生徒が納得をもって進路を選び取れるよう支援します。なにより、昨今の早期化する進路選択にただ迎合するのではなく、生徒それぞれのペースに合った指導を心がけています。
進路指導とは、将来の選択を支えるためだけでなく、自分自身と向き合い、学びを通じて成長していく過程そのものです。私たちはそのプロセスに真摯に寄り添い、生徒一人ひとりの自己実現を支えてゆきます。
