【地理歴史部】豪華絢爛桃山文化
11月27日、上野の東京国立博物館で開催されている
特別展「桃山―天下人の100年」を鑑賞してきました。
今回は、以前先輩たちが出向いた時の図録を用いて予習もして出かけました。気がつけば150分も館内で熱心にメモを取りながら鑑賞してしまいました。
そのため今回の感想は、どの部員も気合が入っています!
<四季花鳥図 狩野元信>
モノクロの中にある花や鳥が良いアクセントになっていて綺麗だった。滝の描写は力強く、景色は優雅な感じでした。引きで見るとさらに綺麗でした。
<唐獅子図屏風 狩野永徳>
近くで見ると迫力が凄く、もともと凄い絵がこんなに近くで見られて嬉しかったし、後ろが全部金で豪華だなと思いました。
室町から屏風の色が徐々に落ち着いていく様子など、見ていて楽しかったです。(高1)図屏風や陶器などでも作者が違えば全然違った印象になったり、とても見ごたえのある展示だったと思います。私の見てみたかった刀などの展示もあり、感動しました。
陶器など見ていくうちに、「あ!これはあの人の作品だ。」などと見分けがつくようになっていたのもまた面白かったです。
展示の中で特に印象に残ったのが『泰西王侯騎馬図屏風』です。
図屏風なのにザ西洋のような絵が描かれていて風景画などの図屏風とはまた違い、すごく迫力のある図屏風でした。
角についている金の縁などもまた西洋風で豪華だなと思いました。(高1)私が注目したのは箱についてです。南蛮と貿易をする前は、上から被せるタイプの箱で、鍵もついていなくて安全とは言い切れないものでした。そのため、二重にしたり工夫をして使用していました。ですが、貿易を開始したら金具を使う箱が増え、機能性、安全性も向上し、贈り物とされることが多くなりました。箱の外側に模様が彫ってあるのも見ものでした。(高1)
私は展示を見て「あれは良かったな〜」と思ったものは3つあって、
1つ目は菊花図屏風です。私は花が好きなので綺麗な菊の花が所々にあってとても素敵だなと感じました。
2つ目は秋草蒔絵歌書箪笥です。金などの色で360度素敵な柄があり、豪華な感じで凄く綺麗でした。
3つ目は竹林虎図襖です。虎がとてもリアルで毛並みや模様がとても丁寧ですごいなと思いました。
あまり博物館などには詳しくないですが見ていて楽しかったです。(中1)
丁寧に時間をかけて作られたものはまったく色褪せずに現代まで残るものです。螺鈿や蒔絵などの鮮やかさ、刀や甲冑からにじみ出る荘厳さなどに触れ、贅沢な空間を過ごすことができました。
その帰りに本館の大階段を見て、あのドラマの真似をしようとしたのはご愛嬌でしょうか…。(実際には…)