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【中3】シンガポール・マレーシア修学旅行(最終日)

 / 学校行事

中学3年生の修学旅行も本日で最終日を迎えました。 事前研修や結団式で確認したように、 時間を守ることと話を聞くことが完璧にできていた3日間でした。 本日のメインプログラムは、英語でのアウトプット。B&S( ブラザー&シスター)プログラムで、 今まで培ってきた英語のアウトプットを行います。


シンガポール滞在の2日間は、 ショッピングなので日常的な会話は行っていましたが、 各グループで事前に準備したことをB&Sのメンターに伝えて、 グループごとに探究する場所へ行き、 そこでメンターとともに意思疎通を行うというプログラム。 事前学習の成果を出せるようにどの生徒もモチベーション高く出発 しました。

しかしながら、滞在初の雷雨!南国特有の天候も体験でき? 雷雨までもイベントさながら、楽しんでいる様子が印象的でした。

各グループとも、チャイナタウン(現地の食文化)・ オーチャード通り(メインストリート) をメインのチェックポイントにし、 約4時間の探究活動を行いました。しかも、 ホテル集合時間を厳守するという計画的な行動で、 本当に彼女たちの集団行動に対する意識を感じました。

その後は、「食文化」のプログラムである「リトルインデイア」 と「アラブストリート」の訪問。今回のコンセプトに基づいて、 異文化の食に関して見学する機会となりました。

「リトルインデイア」は、 現地のインド人の方々が生活するエリアです。 独特の香辛料や衣服、植物などの売店が連なり、 めったに体験することができない異文化体験となりました。

そして、「アラブストリート」では、 イスラム世界の食文化を感じとるマーケットへ。引き続き、 ラマダンの時期であることや各レストランで表記されている「 ハラル」のメニューなどを見ることができ、 改めて世界の文化や食への意識の違いなどを感じることになりまし た。

もう一つのコンセプトである「緑」については、 世界屈指の植物園である「ガーデンバイザベイ」 で探究の締めくくり。 シンガポール植物園の植樹とは違うアプローチがあり、一言に「 緑」といっても、意味づけが異なることに気が付いたようです。 どの生徒も世界各国の植物を見るだけでなく、「緑」 に対する考え方を深めたようです。

そして、最後のプログラムは、 今年4月下旬にオープンしたばかり「ジュエル」へ。 近代化されたマーケットで、 非常に多くの方々が訪問している場所ですが、 その中でも最大の見どころである「人工の滝」と「 人工植樹の天空公園」へ。 圧巻の設備に多くの生徒が魅了されていました。

今回のコンセプト「緑と農業、食文化について」 に関する探究を通じて、 現地でしか体験できないことを多く学ぶことができたようです。 一言に「緑」と言っても、必ずしもそれが「自然」 を意味していないこと。緑が多いことでも、 人工的に作られたもので本当に心が休まるのか?、 そして異文化の食文化を体験することで「食」 は国の文化や宗教に密接に関係していること、「農業」 に対する国によっての考え方の違いなど、 国内にいてはイメージできないことを、 実際に感じることができた4日間でした。

何よりもこの4日間の滞在中、集団活動のテーマである「 時間を守る・話を聞く」という姿勢を最後まで維持できたこと、 そして全員が、 元気でモチベーション高く探究活動ができたことに、 本校中学最上級学年の頼もしさと期待感を感じることができました 。この経験で考えたことや感じたことを大切にして、 次の探究活動に向けて活かしていきましょう!

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