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【高校】MTC(メディカルテクノロジークラス)本格スタートに向けて…

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2022年度からの高校課程改定や2024年度の大学入試改革に向けて、本校では様々な取り組みを進めています。

 

その1つは、8年ほど前より「NCLプロジェクト(ニコルプロジェクト)」として探究型学習をスタートさせ、4年ほど前にはリバネスさま主催の「サイエンスキャッスル」の会場校として発表の機会をいただくまでになりました。「NCLプロジェクト」のフィールドワーク(検証)として「NCLウイーク」を設け、探究内容を発表する「NCLアワード」を開催し、探究型の学習を体系化し、次世代の学びを実践しています。

昨年度は、「NCLアワード」をWeb上で開催し、全学年・全生徒が日ごろの探究的な学びの成果を示すことができました。

学園内に、このような次世代の学びが定着する中、今後社会に大きな貢献をできる分野の一つに「医療系分野」があります。「医療系分野」といえば、多くの学校が、医学部、特に国立の最難関大学を目指すイメージがありますが、本校では「医療系分野」を医師を目指すことだけに特定せず、「医療従事者」と定義しています。

医療の現場を担う看護師や医療技師、患者様に寄り添う薬剤師や医療事務、医学の発展に寄与する研究者、広義の意味では、病院を支える仕事に就いている方々、すべてが「医療従事者」かもしれません。

来るべき「高度医療社会」を想定し、ジブンのドラマ(キャリア)をデザインできる知識と教養を備え、ダレカのために行動ができる「品格ある個人」としての医療従事者…。本校では、このような志をもって、「シャカイ」のために貢献できる「真の国際医療人」を目指すためのコース・クラスを設定しています。

 

近年の医療系大学の入試は、一般受験だけでなく、総合型選抜や学校推薦型など、その生徒の日ごろの取り組みを総合的に判断する入試スタイルが主流になりつつあります。そのベースとなる思考力や行動力を「NCLプロジェクト」で学び、圧倒的基礎学力を授業や「SAMTシステム」(本校独自の学力サポートシステム)で身につけ、そして高い志をもって、「真の国際医療人」を目指す…。そんな生徒たちを育てるのが、高度教養コースに設置した「メデイカルテクノロジークラス(MTC)」です。

このようなコンセプトに共感いただき、ジブンの夢をかなえるために、本格的に学習を始めた生徒たちが数多くいます。彼女たちの「オモイ」をかなえるために、いよいよ「MTC」開講(高校2年生からクラスを選択)に向けての準備が整いつつあります!

 

まずは、「真の国際医療人」を目指すためのイメージを共有し、モチベーションを高めるため、本校の高大教育連携校であります「順天堂大学」さまとのキャリアプログラムを開始し、高いご評価と賛同をいただいた「北海道医療大学」さまと新規の「広域高大教育連携」を締結し、医療系分野への道筋を示すことができつつあります。さらに、「女子栄養大学」さまとの高大教育連携により、「栄養学」の分野にも対象が広がり、学ぶ分野の厚みが増しつつあります。今後は、国内外の複数の大学さまより、MTCに協力いただけるお声掛けをいただいていますので広がりが期待できます。

 

また、当初より構想にあった「海外での最先端の医療分野に触れるプログラム」の検討、「医療現場でのインターンシップ」、「現役の医大生や看護生などのメンター制度」など、中高時代に触れることができる医療分野のすべてを網羅できるプログラムができつつあります。

 

二学期中には、医療看護系の受験に強いキャリアアドバイザーの方による講演会、具体的な進路選択に向けての相談会なども開催し、いよいよ次年度の本格開講に向けて取り組みが始まります。

文系・語学系のイメージの強い本校の教育ですが、むしろこれが利点となり、理系単独クラスでは、抜群に語学に強いクラスができ、十分に上位レベルを目指すことができています。そこに、医療人としての「倫理観」「哲学観」「職業観」などを専門に学ぶ教科設定などがカリキュラム化されることで、「真の国際医療人」を目指す仕組みができています。

 

圧倒的基礎学力を身につけ、C1レベルの言語運用能力を目指し、多言語教育で第二外国語も活用でき、NCLプロジェクトで課題解決思考や行動規範を身につけていく…。そのうえで、大学との教育連携で高いモチベーションを有し、本物のキャリアに触れていく…。

 

そのような学びの環境の中で「真の国際医療人」を目指す「メデイカルテクノロジークラス」に、ご期待ください!!

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