教育実践

神田女学園

「バトン」をつなぐ ——困難を越えて未来を拓く、卒業生たちの言葉

 12月17日、神田女学園グローバル教育研究所で、大学4年生のOGによるトークイベントを開催しました。

 神田女学園は、期間や国を自由に選べるユニークな留学制度に加え、海外と日本の2つの高校卒業資格を取得できる「ダブルディプロマ制度(DDP)」を備えています。今回のイベントは、こうした環境で学び、現在は就職内定を得た大学4年生たちが、後輩へ向けて自身の歩みを語る場となりました。

Guest Profile

佐藤杏菜さん

上智大学4年生

佐藤杏菜さん

上智大学4年生

神田女学園中学校から神田女学園高等学校グローバルコース卒業。神田で初めてダブルプロマ(アイルランドで2年留学)を修得。

Guest Profile

谷口萌桜さん

獨協大学4年生

谷口萌桜さん

獨協大学4年生

神田高等学校グローバルコース卒業。高校でカナダ留学、大学時代も留学経験あり。

 トークのテーマは多岐にわたります。

  • 神田での友人関係が今の自分に与えた影響

  • 留学先で「マイノリティ(少数派)」として経験した苦労

  • 語学力以上に、留学で得られた大切なもの

  • 大学生活のリアルと、描いている将来のビジョン

 当研究所では、かねてより「留学とは、あえて困難な環境に身を置き、自己と向き合う貴重な機会である」と発信してきました。登壇したOG2人の言葉も、まさにそれを裏付けるものでした。

 特に印象的だったのは、コロナ禍という特殊な状況下での留学体験です。彼女たちは現地で「アジア人差別」という壁に直面しました。昨今、フィンランドでの報道等でも取り沙汰されるアジア人差別の現実は、日本国内にいるだけでは決して実感できない厳しいものです。しかし、10代という多感な時期にこの痛みを経験し、自力で乗り越えたことは、彼女たちの人生において何物にも代えがたい強みとなったはずです。

左:谷口さん  右:佐藤さん

 あるOGは、自身の「負けず嫌い」という性格をポジティブに捉え、大学の語学習熟度別クラスで常にトップを維持し続けたエピソードを披露してくれました。目標に向かって泥臭く努力し続けるその姿は、後輩たちの目にとても頼もしく映ったことでしょう。

 先輩から後輩へ、グローバルな視点という「バトン」が、しっかりと受け継がれた一日となりました。

担任だった平井先生が進行役となりイベントを盛り上げる

Author / 川畑 浩之
事務局(ディレクター)

多くの学校・企業との交流や知見を活かして、グローバル教育研究所の事務局として、企画・取材などを担当