学園の紹介 学校長あいさつ

2022年4月より、第15代学校長を仰せつかりました、芦澤康宏(あしざわやすひろ)と申します。初代校長の竹澤里先生のご意思と前学校長でありました宗像諭先生の志を胸に、全教職員一丸となって、本校をさらに飛躍させていきたいと思っております。在校生の保護者の方ならびに、竹水会の諸先輩方、教育関係の先生方、今までご縁をいただきました方々に感謝申し上げるとともに、引き続きのご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。

本校は、創立132年の伝統ある女子教育校です。その歴史はたゆまぬ革新の積み重ねでありました。近年では母語・英語のみならず多言語によって、自分の考えをきちんと伝えられる力の養成や自分の考えをまとめ、同時に相手の話を聞くことを重視する言語運用能力の向上に力を入れてきました。さらに今後は先の見えない混沌とした社会で生き抜くための力として「専門性」「人間性」「積極性」を身につけるためのプログラムを組んでいきます。生徒一人ひとりが主役になり、輝ける学校生活を送れる環境を整えてまいります。

これからも先人たちの思いを胸に、たゆまぬ革新を重ねて、次世代を生きる生徒たちが誇りを持てる学校教育を行ってまいります。

今後とも神田女学園中学校高等学校へのご理解とご協力を重ねてお願い申し上げます。

「ワタシタチ」  (2021年4月)

 

「シャカイ」も「セカイ」も変えた100日を「ワタシタチ」は乗り越えてきた…。誰もが想像しなかった日々が始まり、不安の中で、必死に耐えてきた。「ヒトリ」でいることが、こんなにも不安であることを感じた日々…。「ダレカ」といることが、こんなにも待ち遠しい日々…。

だから、「ワタシタチ」は勇気をもって、かけがえのない日常を取り戻すことにした。「ガッコウ」は、最も安心できる場所であるということを、最も大切な日々があるということを「アナタ」に示すために…。「ワタシタチ」は、「アナタ」を絶対にヒトリにしない、「一人でいても独りにさせない」。ここは、「アナタ」の望む毎日と「ワタシタチ」がいる場所だからだ。

大きな社会変革を乗り越えてきた「アナタ」にとって、「解が一つでないセカイ」に出ることは、この100日よりも、さらに大きな困難が待ち受けるだろう。でも、そのスタートに立つ前に「ワタシタチ」と一緒に学んでいこう。「ガッコウ」には、本当の「セカイ」に出た時に必要となる「教科の枠を超えた学び」と「ジブン」を堂々と語るための「多言語の教育」、そして「アナタ」を作る「大切な毎日」がある。「教科を超えた学び」の中では、圧倒的基礎学力を身につけ、知識を組み合わせていくことができるようになる。「多言語の学び」では、ジブンの言葉を運用できる力と、「セカイ」と話せるエイゴ、アナタを支える第二外国語を学ぶことができる。そして、「大切な毎日」の中では、「アナタ」と同じ希望を持つ仲間が、「アナタ」と共に「ジブンのドラマをデザイン」する仲間が、主体的な活動の中で、「オモイ」を叶えていく。

もし、小さな頃に夢見た、あの「オモイ」を持っているのなら、その「オモイ」を叶えていこう。いつの間にか忘れていた、自分には手の届かないと諦めていた、あの「オモイ」に手が届くコースとクラスが、ここにはある。国際教養・高度教養・総合教養の3つのコースと6つのクラスが、アナタの「オモイ」を叶えてくれる。もし、あの時の「オモイ」を忘れていないのなら、「教科の枠を超えたリベラルアーツの学び」と「多言語で理解するトリリンガルの学び」、アナタをアナタらしくする「主体的で協働的なコンピテンシーな学校生活」で学び続けていけば良い。そこには、「アナタ」が楽しそうに学ぶ姿を見て、喜んでくれた「ダレカ」がいて、「アナタ」が学び続けることで、本当の「ジブン」になることができ、「アナタ」が学ぶことで「シアワセ」を生み出すことにつながるのだから…。

「ヒトリ」でいることが不安だった日々は、「ガッコウ」にはない。ここには、「アナタ」のオモイを叶える「ダレカ」と「アナタ」を必要としている「マワリ」と「アナタ」が「ジブン」らしくなれる毎日があるだけだ。

 

本当の「セカイ」とは、「アナタ」以外のことである。「セカイ」とは、「アナタ」が「マワリ」を幸せにする場所のことである。

そして、「ワタシタチ」とは、「アナタのオモイ」を叶える「ガッコウ」、すなわち「神田女学園」で学ぶ「あなた自身」のことである。


「アナタ」へ  (2020年4月)

 

きっと、不安だったと思う…。「ヒトリ」で探していて、誰も示してくれない…。でも、「アナタ」なりに探してきたはずだ。それは、「マワリ」が願い、「アナタ」が望んできたことだからだ…。でも、時が経ち、「アナタ」が「ジブン」で探せるようになると、「マワリ」は、いろいろと望むようになる…。早く…と求められたり、人より…と望まれたり、1番に…と強いられたり。もちろん、「アナタ」は、その期待に少しでも応えられるように、楽しみながらも、悩みながらも、全力で探してきたにちがいない。それが「マワリ」のためと信じ、「ジブン」のためと言い聞かせて…。

上を見れば、限りがないことに気が付いても、本当の「ジブン」を見失っても、精いっぱいに応えてきたはずだ…。少しのことで喜び、些細なことで悲しみ、「ジブン」の気持ちを忘れても、決められたこと、しなければいけないこと、するべきことを…。上手くいかない時は、「ジブン」を責めて、「マワリ」と比べて、「ダレカ」に理由を求めて…。だからこそ、「アナタ」には、ともに歩む「ダレカ」が必要だと思う。その「ダレカ」は、「アナタ」を認め、「アナタ」を必要としている。「ジブン」を信じ続けた「アナタ」のように…。

「ガッコウ」には、「アナタ」を支えてくれる「ダレカ」がいる…。「ガッコウ」には、社会を変えるかもしれない『教科の枠を超えたリベラルアーツの学び』と、『「ダレカ」を知ることができるトリリンガル教育』と、『本当の世界で「ジブン」を磨くプログラム』と、そして「ダレカ」とともに歩み続ける『大切な1日』がある…。

「ガッコウ」で、「アナタ」だけの「オモイ」を探してほしい。そのために、「ジブン」のドラマを「デザイン」することができるコースを探してほしい。『国際教養』・『高度教養』・『総合教養』は、「アナタ」のための選択肢だ。そして、「ジョシ」だからこそ挑戦してほしい。それは、本物の医療人になるために、知識・教養・スキルだけでなく、強い信念と高い倫理観が必要な分野かもしれない。あるいは世界を変えるために、グローバルスタンダードを理解し、多言語を使うことが求められる「セカイ」かもしれない。「ダレカ」のため、「シャカイ」のために「ジブン」を高めていこう。それが、「アナタ」の探していた「オモイ」であるはずだ…。

これからは、「ガッコウ」とともに、「アナタ」だけの、かけがえのない日々が始まる。「アナタ」を愛してくれた「マワリ」のために、「ダレカ」のために努力したことのために、「シャカイ」を変えることができる「アナタ」の力を引き出すために。

 

迷いながら探してきた『アナタのオモイ』をかなえる場所…。

神田女学園は、「アナタ」のためにある「ガッコウ」である。


ガッコウ  (2019年4月)

 

そもそも「ガッコウ」の存在意義とは何だろうか?近年では、さまざまな学びのスタイルができ、学び方も多様になってきている。それは、それで良いことだし、多様性が重視される時代の必然だとも考えている。しかし、学校には「ガッコウ」でしかできないことがあると思う。

その一つは、友人とのふれあいだったり、オトナとの話し合いだったり…。「ジブン」として成長するために、「マワリ」の中で学ぶことだったりすると思う。何かを成し遂げようと思えば、相談に乗ってくれたり、アドバイスをしてくれたり、時には叱るオトナたちも必要だ。そんな「マワリ」の中で、「ジブン」の成長を感じ取りながら、『自分の居場所がある場所』…。それこそが、学校の存在意義だと思う。

そして、もう一つ。「ジブン」らしく成長できる学びあいの中で、相手の話をよく聞き、自分の考えを伝えていく気持ちが強くなれば、もっと学力を身につけたくなり、それをできるだけ伸ばしたいという自己成長への気持ちが生まれる…。何かを求めるようになれば、たくさんの選択肢が必要となり、自分でチャンスを増やせるような高みを目指す欲求も出てくるはずだ。学べば学ぶほど、もっと「シアワセ」な社会をイメージし、そんな「シャカイ」を作るために最適解を考え、「自分には、どんな社会貢献ができるのか?」「私にできることは何なのか?」「実現するための条件や行動はどうすればよいのか?…」を考え続けていくはずだ。

そんな成長のために、私たちは、教科の枠を超え、実社会とのつながりを意識する「リベラルアーツ」の学びを用意している。小さな疑問から、世界を変えることができるかもしれないし、実社会に出たときに本当に役立つ力になるはずだ…。

「ジブン」の考えを伝え、「マワリ」を理解し、「シャカイ」を自分の目指す「シアワセ」な状態にするには、自分の考えをきちんと伝えていくこと、すなわち言語運用能力が必要なことに気が付くだろう。そのために、まず母語を大切に学ぼう。母語で理解し考えなければ、相手に伝えることもできないし、相手の真意をくみ取ることもできない。次に英語を学ぼう。共通の言語でコミュニケーションをとることは、違う母語や文化の人とも理解しあえるはずだ。そして、本当に理解しあえるために、相手の国の言葉も理解していこう。母語+英語+第二外国語を『トリリンガル教育』として学べば、真の相互理解と文化理解ができるはずだ。

「マワリ」のことを理解し、「シャカイ」のためにできることを考え行動する…。そして「ジブン」のために学ぶ。神田女学園には、教科の枠を超えた『リベラルアーツ教育』と言語運用能力を高める『トリリンガル教育』。そして、社会の最適解を目指すために「深い知識と広い教養」を身につけることができる環境がある。もちろん、自らの意思でさまざまなことにチャレンジし、主体的に活動できる学校行事も部活動もある。「ジブン」「マワリ」「シャカイ」のことを考えて行動することができれば、あなたにしかない「品格」が備わっていく…。

神田女学園中学校高等学校には、自己実現を可能にする学びの環境があり、自己成長実感を得られる学校生活があり、そして自己肯定感を高める仲間たちがいる…。そこには、「深い知識と広い教養を備えた品格ある個人」である、世界に一人だけのあなたがいる…。そのためにある「ガッコウ」。

神田女学園中学校高等学校は、そんな「ガッコウ」であり、「あなたのための学校」である。

ガッコウ

そもそも「ガッコウ」の存在意義とは何だろうか?近年では、さまざまな学びのスタイルができ、学び方も多様になってきている。それは、それで良いことだし、多様性が重視される時代の必然だとも考えている。しかし、学校には「ガッコウ」でしかできないことがあると思う。

その一つは、友人とのふれあいだったり、オトナとの話し合いだったり…。「ジブン」として成長するために、「マワリ」の中で学ぶことだったりすると思う。何かを成し遂げようと思えば、相談に乗ってくれたり、アドバイスをしてくれたり、時には叱るオトナたちも必要だ。そんな「マワリ」の中で、「ジブン」の成長を感じ取りながら、『自分の居場所がある場所』…。それこそが、学校の存在意義だと思う。

そして、もう一つ。「ジブン」らしく成長できる学びあいの中で、相手の話をよく聞き、自分の考えを伝えていく気持ちが強くなれば、もっと学力を身につけたくなり、それをできるだけ伸ばしたいという自己成長への気持ちが生まれる…。何かを求めるようになれば、たくさんの選択肢が必要となり、自分でチャンスを増やせるような高みを目指す欲求も出てくるはずだ。学べば学ぶほど、もっと「シアワセ」な社会をイメージし、そんな「シャカイ」を作るために最適解を考え、「自分には、どんな社会貢献ができるのか?」「私にできることは何なのか?」「実現するための条件や行動はどうすればよいのか?…」を考え続けていくはずだ。

そんな成長のために、私たちは、教科の枠を超え、実社会とのつながりを意識する「リベラルアーツ」の学びを用意している。小さな疑問から、世界を変えることができるかもしれないし、実社会に出たときに本当に役立つ力になるはずだ…。

「ジブン」の考えを伝え、「マワリ」を理解し、「シャカイ」を自分の目指す「シアワセ」な状態にするには、自分の考えをきちんと伝えていくこと、すなわち言語運用能力が必要なことに気が付くだろう。そのために、まず母語を大切に学ぼう。母語で理解し考えなければ、相手に伝えることもできないし、相手の真意をくみ取ることもできない。次に英語を学ぼう。共通の言語でコミュニケーションをとることは、違う母語や文化の人とも理解しあえるはずだ。そして、本当に理解しあえるために、相手の国の言葉も理解していこう。母語+英語+第二外国語を『トリリンガル教育』として学べば、真の相互理解と文化理解ができるはずだ。

「マワリ」のことを理解し、「シャカイ」のためにできることを考え行動する…。そして「ジブン」のために学ぶ。神田女学園には、教科の枠を超えた『リベラルアーツ教育』と言語運用能力を高める『トリリンガル教育』。そして、社会の最適解を目指すために「深い知識と広い教養」を身につけることができる環境がある。もちろん、自らの意思でさまざまなことにチャレンジし、主体的に活動できる学校行事も部活動もある。「ジブン」「マワリ」「シャカイ」のことを考えて行動することができれば、あなたにしかない「品格」が備わっていく…。

神田女学園中学校高等学校には、自己実現を可能にする学びの環境があり、自己成長実感を得られる学校生活があり、そして自己肯定感を高める仲間たちがいる…。そこには、「深い知識と広い教養を備えた品格ある個人」である、世界に一人だけのあなたがいる…。そのためにある「ガッコウ」。

神田女学園中学校高等学校は、そんな「ガッコウ」であり、「あなたのための学校」である。

主体的に考え、行動する
グローバルマインドを持った女性を育てる

 女性も広く世界に出て、さまざまな分野で活躍することが当たり前の時代になりました。だからこそ、一人ひとりの未来につながる女子教育を行うことが、学校の責務であると私たちは考えています。神田女学園では、近年、これまでのカリキュラムを徹底的に見直し、グローバル化する社会で活躍できる女性の育成のための教育プランを打ち出し、展開しています。

 「生徒が主体的に学び、主体的に行動する」ためのカリキュラムとなっていることが、本校の新しい教育の大きな特徴です。中学においては、すべてのクラスを「グローバルコース」とし、グローバル教育に特化したカリキュラムを組み、「使える語学力」「コミュニケーション能力」「主体性」「課題解決能力」「行動力」をバランスよく育みます。高校においては、2017年度より、進路目標に対応する3つのコースを設定しました。英語をはじめとした外国語を本格的に学び、プロジェクト学習等を通じて幅広い視野と国際性を養う「グローバルコース」、難関大学進学を目指す「アドバンストコース」、基礎力を養いつつ、それぞれの目標に向かって進んでいく生徒を応援する「フューチャーコース」。また、すべてのコースの生徒が高校時代に海外留学できる制度も整っています。

 さらに、生徒の学ぶ意欲をサポートするために、校内に語学を学ぶ施設(自立学習を実践する場:K-SALC = KANDA Self-Access Learning Center)を作り、昨年9月より使用を開始しています。そして、外国語教育の充実(ネイティブ教員の増員)、神田外語大学との連携もスタートしました。128年に渡る本校の歴史と伝統を活かしつつ、女性ならではの礼儀や思いやりの心を育みながら、広い世界のどこででも力強く生きていけるグローバル女子を育てる、新しい神田女学園の教育に、どうぞご期待ください。

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